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化粧品の最低ロットはカテゴリでここまで違う:2026年の相場と発注の考え方

化粧品のOEMで最も多い誤解は、最小ロットが相場だけで決まると思い込むことです。実際は処方の有無と包材で決まり、カテゴリによっては3桁の差が出ます。

主要ポイント · 2026-09-27

  • ホワイトラベル(既成処方の現品にラベルを貼る方式)の最小ロットは技術的には1本からですが、包装材の最小単位数に依存し、実務上は300〜2,000本が中心です。
  • ベース処方を土台にする半客製では500〜5,000本、処方そのものから作るフルカスタムでは5,000〜20,000本以上が目安です。
  • フルカスタムでは、処方開発におおよそ15,000〜30,000ユーロ、ラインの整備を含めると38,000〜88,000ユーロ程度の費用が発生します。
  • カテゴリ別では、洗顔料・化粧水が500〜1,000本、美容液が1,000〜3,000本、クリームが1,000〜2,000本、パックが5,000〜10,000本です。
  • 日焼け止めはSPF試験の費用がかかるため、3,000〜5,000本/SKUと一般的な化粧品より高くなります。
  • 一部の工場は最小ロットを重さ(kg)で見積もります。同じ50kgでも、50mlの美容液なら約1,000本、200mlのボディローションなら約250本になります。
  • リードタイムはホワイトラベルで2〜4週間、半客製で3〜5か月、フルカスタムで6〜12か月が目安です。
300〜2,000本
ホワイトラベル中心の最小ロット
5,000〜20,000本
フルカスタム処方の最小ロット
50kg
重さで見積もられる工場の最小ロット例
6〜12か月
フルカスタムのリードタイム目安

最小ロットを決めているのは数量ではなく処方の有無

化粧品のOEMで提示される最小ロットは、工場の都合のように見えて、実際には処方の有無と包材の最小単位で決まります。既成処方をそのまま使える場合は在庫を分割して出荷できますが、処方を新たに開発する場合はロットをまとめて製造する必要があります。

また、化粧品は化粧品製造販売業許可を持つ事業者でなければ製造販売できません。日本国内でOEMを進める場合も、相場の比較と並行して、自社がどの立場で発注するのかを明確にしておく必要があります。

カテゴリ別:2026年の最小ロット相場

同じ化粧品でも、カテゴリによって必要数量は大きく変わります。以下の数値は、2026年時点の海外のOEM相場を日本向けに整理した目安です。あくまで相場であり、工場や処方によって前後します。

日本向けにOEMを依頼する場合も、基本的な考え方は変わりません。ただし、化粧品表示基準に沿って販売名と成分を確定させる必要があるため、表示設計が先に必要になります。

「50kg」の罠:重さで見積もられる最小ロット

最小ロットの比較で最も危険なのが、数量ではなく重さで見積もってくる工場です。同じ「最小ロット50kg」でも、容器の容量によって必要な本数は大きく変わります。容量を明示せずに比べると、単価とリスクの判断を誤ります。

見積もり依頼のときは、容量と容器の形を必ず添えて、本数に換算してもらうようにしましょう。次の換算例を見ると、同じ条件でも結果が逆転することが分かります。

  1. 50mlの美容液なら、最小ロット50kgは約1,000本になる
  2. 200mlのボディローションなら、最小ロット50kgは約250本になる
  3. 同じ最小ロットでも、単価と在庫リスクが全く逆転する
同じ「50kg」でも、容器の容量によって必要な本数は全く違う。比較の単位は、つねに本数に換算してから選ぶ。

最小ロットを下げるための現実的な手段

数量を抑えたいときは、カテゴリを替える以外に方法があります。包材を在庫品から選ぶ、容量を揃える、処方を既成のものに寄せるといった判断で、最小ロットは下がりやすくなります。

一方で、配合を一新する場合はコストと時間がかかります。最初の数商品でブランドを確立させる段階では、既成処方を軸にして、主力商品だけを客製にする進め方がバランスが良いです。

日本で化粧品をOEMに出すときの実務

最小ロットの交渉と並行して、薬機法上の体制づくりが必要です。化粧品を製造販売するには化粧品製造販売業許可を持つ事業者であることと、化粧品製造販売責任者の選任が前提になります。海外の工場に製造を任せる場合は、日本側の化粧品製造販売業許可者が外国製造業者届出を提出します。

医薬部外品として効能をうたう製品は化粧品と区分が変わるため、最小ロットの設定よりも先に表示設計が必要です。予算と数量の計画を立てる前に、どの効能で出すのかを決めておきましょう。

最小ロットは、売り方が決まってから決まる。品揃えの前に、誰が売るのかを明確にしておきたい。

Frequently Asked Questions

化粧品の最低注文数量はいくらが相場ですか?
カテゴリと処方の有無で大きく変わります。既成処方のホワイトラベルは300〜2,000本程度、半客製で500〜5,000本、処方から作るフルカスタムで5,000〜20,000本以上が目安です。まずは出す予定のカテゴリを絞ることが近道です。
最初の1商品だけを少量で作ることはできますか?
技術的には可能ですが、包材の最小単位(12〜50本単位)が壁になります。既成処方を選び、在庫の包材を使う方式なら、2〜4週間程度で少量から始めやすいです。最初から客製にすると、コストと期間が跳ね上がります。
なぜ日焼け止めの最小ロットが大きいのですか?
SPF値の測定など、試験にかかる費用が発生するためです。一般的な化粧品より高くなりやすく、3,000〜5,000本/SKU程度が目安になります。試験機関の予約状況も含めて、計画の前期に組み込んでおきましょう。
工場から最小ロットをkgで指定された場合はどうすればいいですか?
必ず本数に換算してから比較してください。例えば50mlの美容液は約1,000本、200mlのボディローションは約250本になります。見積もり依頼の段階で容量と容器を明示すれば、同じ条件で比較できます。
ホワイトラベルとフルカスタムでは、期間も変わりますか?
変わります。ホワイトラベルは2〜4週間、半客製は3〜5か月、フルカスタム処方は6〜12か月が目安です。最初のシーズンの計画に合わせて、どこを既成処方に割り切るかを決めると進めやすいです。
日本でOEMに出す前に確認すべきことは?
化粧品製造販売業許可と化粧品製造販売責任者の体制です。海外工場に任せる場合は外国製造業者届出も必要で、品目ごとに化粧品等製造販売届を提出します。表示設計を先に決めておくと、ロット計画が立てやすくなります。

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カテゴリ別の相場をもとに、最小ロットとリードタイム、包材の選定までを一体でご提案します。数量を抑えたい方は、既成処方の範囲からご相談ください。

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